安全性の高さ|tmsを使った治療を受けて頭痛の治療をしてみましょう
女性看護師

tmsを使った治療を受けて頭痛の治療をしてみましょう

安全性の高さ

カルテ

tmsはまだまだ新しい治療法でもありますが、それでも様々な病気に有効でかなりの方がこのtmsによる治療を受けています。しかし初めてtmsという言葉を聞いた方、初めて施術を受ける方にとってはやはり不安が多い治療法だと思います。そもそもtmsは磁気を使い、脳の神経などに刺激を与えることで脳の機能を改善することを目的とされていますが、磁気は私達の周辺ではごくありふれた力です。冷蔵庫にメモ紙などを挟んでおくのに使う磁石はもちろん、適度な磁力はマッサージ器具などにも活用されています。また、私達が住む地球は巨大な磁石とも言えるもので、私達の周りにありふれているものなのです。そんな磁力も強すぎれば体に対して害があると言われています。人体を強力な磁場に晒すと誘導電流が発生しそれによる体の加熱、中枢神経への影響が報告されていますがそれはあくまでも極度に強い磁力を浴びた場合です。例えば私達が身近に利用しているMRI(核磁気共鳴画像法)は、tms同様に磁気を利用しているものですが一般的に使用されるMRIの出力では問題にならないことが殆どです。

ただし、安全に見えるtmsでも一つだけ注意することがあります。それは過去の手術や現在受けている治療法に関連しているのですが、頭部に金属を埋め込んでいる方がそれに該当します。もし該当する場合には治療を受ける前に相談しておきましょう。なぜtmsで頭部の金属が問題になるのかというと、tmsが磁気を用いた治療だからです。脳動脈CLIPという施術を受けた方の場合、動脈瘤に血液が届かないようにクリップで止めてしまうことで磁気に反応して発熱することがあります。あまりに高熱になれば脳の組織を傷つける恐れがあるため、脳動脈クリップをしたことがある方はtmsの治療を受けられないこともあります。また、鬱病などの治療で脳内に電極を埋め込んでいる場合も、脳動脈クリップ同様に発熱などの危険性があるため治療を避けるべきです。

tmsで使用される磁場は出力としてはKMRIで使用されるものとほぼ同じか、それよりも少し高い程度でしかありません。また、コイルで作成した磁力が実際に作用する脳内の細胞の辺りで考えると、それよりも遥かに弱い磁場しか働かないことが殆どです。安全面に不安を持っている方は医師によりtmsの説明を聞くことで安心して使えるようになることもあります。